Nocturne エピローグ

 

「……またあの夢か」

 今でも時々、子供の頃の夢を見る。大人になって、あの街の近くに戻って来たからだろうか――今日は曇天だし、良くない事が起きそうだ。

 身支度を整えてから廊下を進むと、部下達が頭を下げてきた。今日は大きな仕事が入っているから、特に皆元気だ。その調子で雲を吹き飛ばしてくれ。

「おはようございます!」

「ああ、今日は頑張ってくれよ」

 

 でも、後から考えると……運命が動き出す日、彼に繋がる出会いだったんだね。

 

To be cotenued.

 

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